万能ねぎ 栽培の紹介
博多万能ねぎは1年中栽培されています。
夏は暑さに強い品種を使うといったように、季節によって3~4種類の種を使っています。 また、1年中万能ねぎをつくると土が弱ってしまうため、定期的に土壌診断を行い、土づくりや、肥料の配合を工夫しています。
ねぎの効能
ねぎには「アリシン」という成分が含まれており、様々な効果をもたらします。 体温を上昇させる作用により風邪に効果があり、アリシンはビタミンB1吸収を早くする作用もあるため、脳の働きを活発にする効果もあります。また、殺菌効果もあることが分かっており、傷ややけどにも効果があります。
高品質な、よいねぎづくりのために行っていること
一年中栽培され、出荷されるねぎ。そのため、品質や栄養、生育に大きく作用する土づくりや、天候や状況に応じた施肥、農薬散布など、いろんなことに気を配る必要があります。博多万能ねぎ部会では、農家1戸、1戸の生産データを共有、分析することによって、味のよい、安心して食べられるねぎを育てています。
- 各ハウスごとに生産カルテを作っています。
- 土壌診断のデータをもとに、土づくりや施肥の設計を行っています。
- 新しい管理技術の開発をすすめ、農薬に頼りすぎない栽培に取り組んでいます。これらのことに取り組みながら、品質のよい、博多万能ねぎづくりを行っています。
万能ねぎができるまで
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土作り 有機たい肥をすきこんで土を作り、ハウスひとつ、ひとつに、土を診断し、心をこめ、土をじっくりと育てています。
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播種 種まきは、5~10日おきに順次行います。播種機の開発工夫によって、従来よりも短時間で均一にまけるようになりました。
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発芽 播種後、7~14日で発芽します。それまでは寒冷沙ネットで覆って発芽を促進させます。
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生育 季節に応じて水分や温度を調節し、年間を通して均一の高品質のねぎづくりに努めます。
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収穫 播種から2~4ヶ月後、手作業によって丁寧に収穫されます。ねぎは高温を嫌うため、夏は早朝4時ごろから行われます。
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検査 各集荷場に集められたねぎは、専門検査員によって階級別に品質検査が行われます。
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包装 一束100グラムに分けられた博多万能ねぎは特殊フィルムで包装されます。このフィルムはねぎを汚さないだけでなく、水分の蒸発やビタミンの損失も防ぎます。
万能ねぎの生産地
- JA筑前あさくら