一般社団法人九州経済連合会(九経連)、農林中央金庫及び全国農業協同組合連合会福岡県本部(JA全農ふくれん)(以下、三者)は、昨年2月に締結した「農業の活性化に関する三者連携協定(以下、三者連携協定)」に基づき、担い手不足の解消や地産地消の推進などの農業に係る社会課題の解決に向けて取り組んでいるところです。
今回、標記について、下記のとおり実施しますので、概要をお知らせいたします。
記
1 三者連携協定に基づく農業労働力支援等の取り組み
地域農業を地域企業等で支える仕組みとして、足元の課題である農業の担い手不足の解消を下支えし、地域の食と農への関心を高めるために、①利便性の高いマッチングアプリを活用したボランティア・副業による労働力支援、②企業研修への農業研修カリキュラム導入を支援し、将来の農的関係人口の拡大に貢献する。
(1) マッチングアプリを活用したボランティア・副業での農業労働力の支援
・三者は、地域企業等の労働力(農業で働きたい方)と生産者を結びつける、利便性の高い手段として、多くのJAの生産者に利用されているマッチングアプリ「daywork(デイワーク)」を活用。なお、試行の結果、一定の実効性を確認できたことから、次年度に向けて本格運用を行う。
・安定的な運用を行うため、九経連は会員企業を中心に、JA全農ふくれん及び農林中金は関連するグループ企業等と連携し、JA生産者に本件の取り組みや同アプリの周知を行い、普及拡大を図る。
(2) 企業研修への農業研修導入による農的関係人口の拡大
・新入社員教育の一環として、企業研修に農業研修を導入し、農作業を通じてチームビルディングや、同期社員・農家とのコミュニケーションを図り相互理解を深め、助け合うことの大切さ・食と農の大切さ、を座学・農作業等を通じ学ぶ。
2 貨客混載を活用した生産者支援(九経連の取り組み)
生産者支援の一環として、モーダルシフトを見据え、飛行機、電車(新幹線)等による貨客混載を活用し、鮮度落ちが早い農産物を“穫れたて”のまま提供する取り組みを実証。今後は、三者が連携して本格的に取り組む予定。
3 お問い合わせ先
・一般社団法人九州経済連合会 農林水産部 中山・上原 TEL:092-791-4268
・農林中央金庫 福岡支店 営業第一班 上地・古角 TEL:092-271-2119
・全国農業協同組合連合会 福岡県本部 営農開発部 野口 TEL:092-762-4708
・西部電気工業㈱ 人事部 興梠 TEL 092-418-3165