営農情報4
福岡・営・営発№0029-004
平成28年8月10日
J A 御中
(営農担当部署)
福岡県米・麦・大豆づくり推進協議会
(事務局:JA全農ふくれん 営農企画課)
(公 印 省 略)
営農情報4
《高温・少雨の影響緩和に努めましょう!》
梅雨明け以降、高温・少雨が続いており、水稲・大豆の収量・品質への影響が懸念されます。可能な限り作物への影響の緩和に努めましょう。
【水稲】
高温により生育が早まっており、すでに出穂している品種では登熟期間の高温により、白未熟粒の発生などといった品質の低下が心配されます。
また、トビイロウンカの発生量は多くはありませんが、高温年では急激に増加した年次があり、注意が必要です。
〈早期水稲〉
・ 刈り取り適期になったら、刈り遅れに注意し、速やかに収穫しましょう。
・ 収穫した籾は直ちに乾燥し、胴割米が発生しないよう通風乾燥を基本とします。
〈普通期水稲〉
・ 高温障害を防ぐため、水が確保できる地域では水を切らさないようにし、可能ならば、かけ流しを行いましょう。
・ 収穫前の落水は、できるだけ遅らせましょう。
・ トビイロウンカの発生に留意し、適期防除を行いましょう。
【大豆】
大豆はこれから最も水を必要とする花芽分化期~開花期を迎えます。また、高温により病害虫が多発する恐れがあり、注意が必要です。
・ 本暗渠の栓を閉め、乾燥防止に努めるとともに、かん水が可能なほ場では、周囲溝と畦溝にかん水を行いましょう。かん水は日中を避けて夕方に行い、湿害を防止するため、ほ場全体に水が行き渡ったら直ちに水を止め、暗渠の栓を開けましょう。
・ ハスモンヨトウ、カメムシ類等の病害虫の発生に留意し、適期防除を行いましょう。
以上