営農情報9
福岡・営・営発№0043-009
平成29年8月10日
J A 御中
(営農担当部署)
福岡県米・麦・大豆づくり推進協議会
(事務局:JA全農ふくれん 営農企画課)
(公 印 省 略)
営農情報9 |
《トビイロウンカ対策について》
本年は、トビイロウンカの発生量が平年に比べて多く、一部では要防除水準を超えるほ場もみられ、8月9日付けで福岡県農林業総合試験場(福岡県病害虫防除所)から注意報が発表されました。
ほ場での発生状況をできるだけ広範囲に調査し、飛来時期と発生量の把握を行うとともに、適期防除を徹底して下さい。
〇県内の定点ほ場での発生状況(8月2半旬)
|
本年 |
平年 |
前年 |
10株当たり払い落とし虫数(頭) |
1.5 |
0.7 |
0.8 |
発生ほ場率(%) |
47.7 |
33.9 |
45.5 |
・10株当たり払い落とし虫数、発生ほ場率は平年および前年より多い。
・トビイロウンカが確認されたほ場では、増殖力が高い雌成虫の短翅型率が100%であった。
〈適期防除の徹底〉
・ 本年は大きく2期の飛来が認められており、各飛来波の防除適期(第2世代若・中齢幼虫期)
は、6月25日飛来で8月17日前後頃、7月9~17日の飛来で8月28日~9月8日頃と考
えられます(詳細は、福岡県病害虫防除所HP参照)。
・ また、ほ場をよく巡回し、要防除水準を超えたほ場では、早急に防除を実施しましょう。
〈その他〉
・ 防除にあっては、ほ場を湛水状態にして、薬剤が株元まで届くように規定量を散布しま
しょう。
・ 無人ヘリコプターによる防除を、気温が高い時間帯に実施すると、薬剤の種類によっては
稲の株元に到達する前に気化し、防除効果が著しく低下する場合があるので、気温が高く
なる前の早朝に実施しましょう。
以上