営農情報4
福岡・営・営発№0043-004
平成29年6月28日
J A 御中
(営農担当部署)
福岡県米・麦・大豆づくり推進協議会
(事務局:JA全農ふくれん 営農企画課)
(公 印 省 略)
営農情報4 |
大豆の収量向上は適期播種から!
大豆の収量確保には適期播種が重要です。播種
適期である7月20日までに播種が完了するよう、
計画的に作業を進め、早めから播種を開始しま
しょう。
降雨により、県内全体で播種が遅れた平成27
年産であっても、適期に播種した経営体では、
10a当り200kg/10a以上(地域JA平均比123%)
の収量を確保した事例もあります。
適期に播種を完了するための技術
(1)排水対策および耕起
・周囲溝、弾丸暗きょは早めに施工する。
・周囲溝は角や明きょ、排水口との接続部が
確実に接続するよう施工する。
(確実な接続により表面水が排水口に導かれ、
排水効果が発揮される。)
・ほ場中央にも明きょを施工すると、排水は
より改善される
・耕起は播種直前に実施すると良い。
(2)省力的な播種技術
・耕うん同時うね立て播種。
・部分浅耕一工程播種。
播種のポイント
・ うね立て播種を基本とする。
・ 播種深度は3cm程度を基準とするが、土壌が乾燥した状態で播種する場合は、やや深く(5~6cm)し、麦用の
転圧ローラーで鎮圧する。
雑草対策と種子消毒を徹底しましょう!
【雑草対策】
・ 土壌処理剤は「播種後~大豆出芽前」に散布する。
・ 一工程播種で播種前に雑草が多い場合は、あらかじめ非選択性の茎葉処理剤を散布する。
【種子消毒】
・ 栽培暦の薬剤を参考にして必ず実施する。(紫斑病対策、出芽時の腐敗防止)
以上