営農情報10
2017/09/08
福岡・営・営発№0043-010
平成29年9月8日
J A 御中
(営農担当部署)
福岡県米・麦・大豆づくり推進協議会
(事務局:JA全農ふくれん 営農企画課)
(公 印 省 略)
営農情報10 |
《トビイロウンカ対策について》
本年は、トビイロウンカの発生量が平年に比べて多く、9月上旬調査でも4割程度のほ場が要防除水準を超え、福岡県農林業総合試験場(福岡県病害虫防除所)から、8月9日に続き、9月7日付けで注意報が発表されています。
9月中旬以降、飛来後第3世代幼虫の発生ピークとなるため、水稲では、9月下旬以降収穫を迎える品種を中心に、「坪枯れ」の発生が懸念されます。
ほ場での発生状況を早急に確認し、要防除水準を超えたほ場では、早急に防除を実施して下さい。
〇県内の定点ほ場での発生状況(9月2半旬)
・ 10株当たり払い落とし虫数は要防除水準を超えており、発生ほ場率とともに平年および
前年より多い。
〈防除上、注意すべき事項〉
・ 本種の発生量は、ほ場間で大きな差があるので、ほ場の巡回を徹底し、発生量の把握に
努め、要防除水準を超えたほ場では、早急に防除を実施しましょう。
・ 出穂後は薬剤が株元まで到達しにくくなるため、防除にあっては、薬剤が株元まで確実に
届くよう丁寧に散布し、散布後に防除効果を必ず確認しましょう。
・ 薬剤防除にあたっては、周辺作物への飛散防止に努めるとともに、農薬使用基準(使用時
期、使用回数等)を確認し、適切な薬剤散布を心がけましょう。
以上