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この情報は、JA全農ふくれんが発行する情報誌『福岡の野菜vege』(年4回発行)の記事を抜粋して掲載しています。ご購読のお問い合わせ・申し込みは、JA全農ふくれん園芸部(092-762-4745)まで。

いちご(あまおう)

1.2.3月のいちご(あまおう)栽培について《Vege 福岡の野菜 No.164》

厳寒期は着果負担を受け、生育が停滞しやすくなる時期です。
安定した収量を確保するためには、生育や天候を見ながら温度・電照を調整し、この時期に株をわい化させないよう管理することが重要です。

温度管理

厳寒期は、冷気が直接ハウス内に入らないよう谷換気を中心として温度管理を行います。
果房の出蕾時期や葉の展開が鈍い場合には暖房機の設定温度を2℃程度上げて、生育を促します。
気温が高くなる3月以降は、株が急に立ち上がらないよう換気を行い、夜温7℃以上が続く場合は夜間も開放します。

電照管理

心葉の展開状況を観察するとともに、今後の着果負担や気温変化などに基づいて、生育を予想しながら電照時間を調節します。
わい化してくると、外葉は大きくても心葉が小さくなってくるので、必ず隠れている心葉を確認しましょう。
3月以降、草勢を見ながら徐々に電照時間を短くし、心葉の位置が外葉より高くなった場合は電照を終了します。しかし、その後、心葉の伸びが悪くなった場合や、展葉速度が極端に遅くなった場合は電照を再開します。

株の整理

収穫が終了した果梗や不要な脇芽は早めに除去します。下葉は枯葉や黄化葉のみ除去します。
二番果房以降の摘果は、次果房の出蕾を確認した後、連続的に収穫ができるように摘果数を調整して行います。

かん水・液肥

かん水は、朝の葉水状況を確認しながら少量で回数を多く行います(pF値1.7前後で管理)。果実品質維持のため収穫後にかん水して下さい。
水分不足は、果実肥大不足や乾燥によるハダニ類の多発要因となりやすいので注意しましょう。また、土壌の急激な水分変化は裂果の原因になります。
液肥は、1か月当たり窒素成分で10a当たり1~2㎏を、2回以上に分けて施用します。

病害虫防除

厳寒期は換気時間が短くハウス内湿度が高くなりやすいため、灰色かび病や菌核病が発生しやすくなります。曇雨天日が続く場合は、短時間でも換気を行い、暖房機の送風や循環扇を活用して除湿を行うとともに予防散布を徹底しましょう。
2月頃からはハウス内で越冬したハダニ類やアザミウマ類、うどんこ病が増加する恐れがあります。発生拡大前の防除を心掛けましょう。

親株管理

心葉の展開が動き出す前には下葉や花房を除去し、炭そ病の予防を開始します。
また、心葉の展開始め(3月上中旬)に化成肥料を追肥します。施肥量は、地床の場合、親株800株当り窒素成分で1~1kg、プランターの場合は、IB化成Sー1号で株当り5粒程度を目安とします。