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この情報は、JA全農ふくれんが発行する情報誌『福岡の野菜vege』(年4回発行)の記事を抜粋して掲載しています。ご購読のお問い合わせ・申し込みは、JA全農ふくれん園芸部(092-762-4745)まで。

施設きゅうり

10. 11. 12月の施設きゅうりの栽培について掲載しています。《Vege 福岡の野菜 NO.147》

10月から12月は季節の変わり目であり、かん水や温度管理など管理作業が難しい時期となります。草勢の変化をしっかり観察し、最後まで株が保てるようなバランスのとれた株づくりを心がけましょう。 

定植準備

生育初期から肥効がよくなるように、基肥は余裕をもって定植10日前頃までに施用します。また、定植後の活着促進を図るため、定植前に畦全体、特に植穴に十分な水が保てるようにかん水しましょう。 

定植

育苗日数30日程度、本葉3~3.5枚の若苗を定植します。植え付けは、根鉢が隠れる程度の浅植えとし、植え付け後は根鉢と畦土の間に隙間がないように鎮圧し、密着させます。 

かん水

①定植~活着期間

土壌水分が十分にあっても、根鉢が乾くとしおれてしまいます。大部分の根が根鉢から外に出るまでは、株元へのかん水が必要です。また、活着を促進するため、株元へ薄い液肥を施用しましょう。 

②活着~収穫開始前

葉が小ぶりで充実した草姿を目指し、かん水は控えます。水分を控えている時期に早朝からしおれが激しい場合は、株元に少量かん水するか、葉水を打って対処します。 

③収穫期以降

収穫が始まると、果実肥大による着果負担と株の蒸散量が急速に増えます。通路に水がにじんでいるようであればかん水量は適当ですが、通路が白い状態の時は不足しています。また、空中湿度が低いと葉裏の気孔が閉じ、光合成機能が低下するので、午前中は通路に散水するなど、施設内を高湿度に保ちます。 

温度管理

10月から11月にかけては天候が不安定で、日中から夕方にかけて曇天で光量が少なくても温度は高いことが時々あります。夜温が高い日は、夜間も換気して温度を下げるようにしましょう。

収穫開始以降は、栄養生長と生殖生長のバランスを見ながら温度管理を行います。栄養生長型の場合、午前中は26℃を目安として換気を行い、夕方の閉め込み温度は低め(15~16℃)にして蒸し込まないようにします。反対に生殖生長型の場合は、夕方冷やしすぎないようにし、ハウス内湿度の維持を図ります。午前中の温度は26~28℃、夕方の閉め込み温度は18~20℃を目安とします。

暖房準備は、いつ冷え込みが来てもいいように、早めに行っておきましょう。