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この情報は、JA全農ふくれんが発行する情報誌『福岡の野菜vege』(年4回発行)の記事を抜粋して掲載しています。ご購読のお問い合わせ・申し込みは、JA全農ふくれん園芸部(092-762-4745)まで。

博多蕾菜

10. 11. 12月の博多蕾菜の栽培について掲載しています。《Vege 福岡の野菜 No.143》

博多蕾菜は、今後さらに需要の伸びが期待されています。高品質な博多蕾菜を安定的に消費者に届けられるよう、適期作業に努めましょう。特に春先の労力集中による収穫遅れに注意します。

栽培場所・作型

温暖な平坦地が栽培に適します。低温での生長抑制、霜害等の被害にあわないよう慎重に場所を選んで下さい。
作型は4つあります。作型を選ぶ際には次の点に注意して下さい。

  • ・9月中旬定植の作型は、抽台株が発生しやすいため、9月25日以降に定植する。
  • ・10月下旬定植では、生育量の不足に加え、年により異常側芽(通称:ぼうず)が発生して減収する懸念がある。
  • ・県北地域は、株の生育遅延を避けるため、10月20日までに定植する。
    作型を分散すると収穫・調製作業の労力軽減になります。

施肥・畝づくり

栽培期間を通して肥効が安定するような施肥を行います。全量を基肥で施肥し、窒素成分は10a当たり20kgを施用します。また、ホウ素欠乏を抑制するためホウ素入り肥料又はFTEを使用しましょう。畝幅を160cmとし、粘質土壌では高畝、砂質土壌では平畝にします。また、黒マルチで畝を覆い、初期生育促進、雑草抑制、泥はね防止に努めましょう。

定植

収穫時には一株が4~5kg程になるので、株間50cmの千鳥植えにします。生育後半に株が倒れやすいので、定植の深さはやや深植えし、苗が活着するまでは、株元に十分かん水をします。

収穫

収穫時期は、株を上から見て判断します。主茎を包む葉は蕾菜の肥大とともに少しづつ開きます。開いた部分の直径が8~10cmになり、主茎の一部が見えたら収穫を始めます。ただし、3月になると、葉が開かないまま収穫適期になる場合があります。葉を開いて主茎の蕾の状態を確認してください。収穫適期は株ごとに異なります。収穫可能な株に目印の棒を立てておくとよいでしょう。

害虫

生育初期は鱗翅目害虫に、生育全期間を通してはアブラムシに注意します。特にアブラムシは、ウイルス病を媒介したり、洗浄・調製作業の労力負担増になります。早期発見、初期防除に努めましょう。

増収技術

10月上旬定植に限っては、10月末頃に摘心するとパック用サイズが増収します。摘心のポイントは次の芽が出ないよう、きれいに芽を除去する事です。切り口からの腐れが発生しないよう、晴天が続く日に摘心してください。収穫時期が1週間ほど遅れるので、収穫調製作業の労力を分散することもできます。興味のある方はほ場の一部で試してみませんか?