福岡県では、施設栽培を中心として一年間を通して美味しいきゅうりを生産、出荷しています。
温暖な気候と自然豊かな大地の恵みをふんだんに受けて育つ「博多きゅうり」は、化学肥料や農薬をできる限り使わない工夫と、品質の良いものをつくるための技術や努力が結集し栽培されています。サラダや酢の物、炒め物をはじめ、食欲がすすむ漬物に加工することもできる万能素材です。
きゅうりは食感シャキシャキ、みずみずしさが特徴。カリウムが多く含まれており、体内のナトリウムを排出するため高血圧に効果があります。しかも、嬉しいカロリー控えめ。
きゅうり農家が愛情を込めて、大切に育んだ安全安心な美味しい「博多きゅうり」をぜひ毎日の食卓にどうぞ。
博多きゅうりの歴史
福岡県での栽培の歴史については、徳川末期に博多・久留米・小倉の城下町で栽培されており、維新前に久留米の小森野・櫛原で販売用苗の栽培がなされていたという記述もあります。博多那の津の港は、古くから大陸との交易の要所であったことから、栽培の開始は国内でも早い時期であったと思われます。
保存方法
水気を切り、乾燥しないようポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存してください。
適温は10~15℃、冷やし過ぎは苦味の原因となるほか、ビタミンC減少にも繋がるので注意してください。
豆知識
きゅうりの95%以上は水分になります。
また、きゅうりに豊富に含まれるカリウムには利尿作用があるといわれており、二日酔いや手足むくみの解消にも良いと言われています。
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- 成分
- Q&A
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可食部 100gあたり
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成分名 値 単位 廃棄率 2 % エネルギー 14 kcal 59 kJ 水分 95.4 g たんぱく質 1 g 脂質 0.1 g 炭水化物 3 g 灰分 0.5 g 無機質 ナトリウム 1 mg カリウム 200 mg カルシウム 26 mg マグネシウム 15 mg リン 36 mg 鉄 0.3 mg 亜鉛 0.2 mg 銅 0.11 mg マンガン 0.07 mg -
成分名 値 単位 ビタミン A レチノール 0 mcg カロテン 330 mcg レチノール当量 55 mcg D 0 mg E 0.3 mg K 34 mg B1 0.03 mg B2 0.03 mg ナイアシン 0.2 mg B6 0.05 mg B12 0 mcg 葉酸 25 mcg パントテン酸 0.33 mg C 14 mg 食物繊維 水溶性 0.2 g 不溶性 0.9 g 総 量 1.1 g
一般的な「きゅうり」の成分表を掲載しています。 【五訂 日本食品標準成分表より】
※無断で転載、複製、第三者へ配布することを禁止します。
※リンク等禁止します。 -
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Q:ブルームレスきゅうりって何?
以前はきゅうりの表面に白い粉が吹いたようなものがありました。これは水をはじき、果実の表面を保護するロウ物質で、これをブルームといいます。果実の見栄えをよくするために現在はブルームが出ない台木(だいぎ)が普及し、穂木(ほぎ)と台木を接木(つぎき)することで光沢がある色鮮やかなブルームレスきゅうりが多くなりました。
Q:接木、穂木、台木って何?
接木とは、地上部に品質の優れたたくさんの実をならせる事などを目的にした穂木(ほぎ)と言われるものと、地下部では病害に強い根をはらせる事などを目的にした台木(だいぎ)と言われるものをつなぎ合わせる技術を言います。 きゅうりの場合は、穂木(きゅうり)を台木(接木専用のかぼちゃ品種)に接いでいます。